なぜうつ病で薬が効くのか?

うつ病になった時の治療法

うつ病の治療は精神療法、薬物療法、休息によって行われます。精神療法はカウンセリングによって心の不安を取り除き、再発防止に努めます。薬物療法では抗うつ薬などを用いて体に起きた異常を改善していきます。休息はその名の通りで、負担になるようなことは行わず心を休めます。うつ病の治療の過程は三段階とされ、第一段階では休息を取りながら薬の服用を行います。薬の効果はすぐに表れるものではなく、ここでは薬に慣れること・心を休めることが重要とされています。

第二段階では心が安定した状態を維持します。安定してからすぐに薬の服用を辞めてしまうと再発の恐れがあるので、安定した状態に慣らすために薬の服用は続けます。第三段階では元の生活へ戻るために周りの環境へと慣らしていきます。再発防止のためうつ病になりやすい思考パターンの改善などを行い、薬の服用も徐々に減らしながら続けていきます。

抗うつ薬にはどんな効果があるのか

うつ病は心の病気とされています。なのになぜ薬を飲む必要があるのでしょうか。抗うつ薬はうつ病に効果のある薬であり、治療を行う際には処方され自己判断での服薬停止は再発の危険があるためオススメされていません。心の病気であるうつ病に本当に薬を飲む必要があるのかと疑問に思う方は多いかもしれません。抗うつ薬は心ではなく、脳の神経に効果的であるといわれています。心と脳は密接な関係にあり、脳神経の不調を取り除く手段として薬物療法が取り入れられています。

うつ病になるとセロトニンやノルアドレナリンなどの機能が低下することが実証されており、抗うつ薬によって脳にそれらの物質を取り込みます。セロトニンなどの物質はストレスに大きく関係するもので、うまく機能していないと自律神経の乱れなどの症状が現れます。抗うつ薬は心に働きかける薬ではなく、脳に必要な物質を取り入れるものなのでうつ病治療に効果的とされています。