具体的にどのようなことをしているの?

医師によるトラウマ治療

うつ病の治療の一環として、過去のトラウマをカウンセリングで治療する方法が用いられています。うつ病には複雑に要因が絡み合っていて、過去のトラウマがPTSD(心理的外傷ストレス)を発症するケースがとても多いです。過去のいじめがに起因し、何年か経過してから突然うつを発症するケースも珍しくはないといいます。過去の辛い出来事、衝撃的な出来事が心理的なショックとなり、何年後かにフラッシュバックをして表面化することがあります。そのため、心療内科では、まずは患者が抱える心の問題を解き明かし、その上でトラウマ治療を施します。患者は、カウンセリングの途中で泣き出してしまったり、鬱屈した気持ちになりますが、これがトラウマの克服へと繋がります。

認知行動療法で気持ちを和らげる

心理療法の一つに、認知行動療法があります。これはうつ病治療に広く用いられている方法です。認知行動療法では、認知に働きかけて心の負担を軽減し、ストレスを上手くコントロールする治療法として確立されています。普段、人間というのは主観によって支配されています。しかしながら、主観が必ずしも正しいとは限りません。特に、うつ病患者の場合、「こうでなければならない」、「べきである」という考えに支配され、自分を追い込んでしまっているケースが散見されます。そこで、認知行動療法を用いることで凝り固まった主観を解きほぐし、思考のバランスを取る事を目的とした治療を実施しているのです。これにより、うつ病患者のマイナス思考を改善することになります。

今、うつ病の新しい治療法として「磁気刺激治療」が広がりつつあります。磁気を用いて「脳」にアプローチを行い症状の改善を試みる治療法で、薬物治療と比べて副作用が少ないのが特徴です。